ファイスト meets ベル&セバスチャンとも評されるアメリカ出身、現在は日本在住の女性シンガーソングライター、ケイト・シコラのセカンド・アルバム『JUST ENOUGH SPACE』が11/21発売! 僭越ながらライナーと対訳を担当させていただきました。優しくて美しく、そして力強い作品。プロデュースはグラスゴー出身でTFCやB&Sとも仕事をしていたデイヴィッド・ノートン。本人もそうしたグラスゴーの音楽にも影響を受けていて、グラスゴー好きも必聴の作品です。ぜひ!
ニュージャージー出身の女性SSW。09年、中尾憲太郎(ex-NUMBER GIRL、CRYPT CITY)監修のコンピ『kill your T.V.09』に参加、FUJI ROCK FESTIVALにも出演。7年ぶりとなる本作は、これまでにティーンエイジ・ファンクラブ、ベル&セバスチャンなどを手がけてきたデイヴィッド・ノートンによるプロデュース。バンド・メンバーである岸田佳也(トクマルシューゴ他)、堀越武志(ex-OCEANLANE)、Minminはもちろん、世界中からゲストが参加し、ケイトの世界を彩る。その中心にあるのはケイトの甘くて優しい、そして芯のある唄声。共演したリズ・フェアをはじめとするUSインディー歌姫の系譜、カメラ・オブスキュラなどタイムレスなグラスゴーの香りを、東京から世界に向けて発信する稀有な存在である。
「ある朝会社や学校に行こうと外に出ると日差しがまぶしく空気もすがすがしい、なんだか ちょっと自分を取り囲む空間が明るく見えて、世界が新しく感じる。そんな経験をしたこ とはないだろうか? それは夕日が窓から差し込み暖かなオレンジ色の光を足元に感じた 時かもしれないし、街路樹の新緑がいきいきと風にそよいでいるのを見た時、あるいは恋 人と海辺を散歩しながら潮風の匂いをかいだ時かもしれない。でも、そうしたふとした瞬 間に自分のまわりにある世界がキラキラしていることに気づき、なんだかどこかで感じた 優しさと懐かしさが共によみがえってくる。そんな瞬間が人生には何度もあるはずだ。そ して、そんな瞬間にもしサウンドトラックを付けるなら、このケイト・シコラのセカンド ・アルバム『Just Enough Space』がぴったりじゃないかと思う。なぜなら彼女のサウン ドもそんな優しく素敵な瞬間に満ち溢れているからだ。」
安永和俊(Office-Glasgow)(ライナーノーツより抜粋)
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KATE SIKORA / JUST ENOUGH SPACE
(発売元の&recordsさんのサイト、音源の試聴などできます)
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